問題を解いたり、テストや模試を受けたりした後、あなたはどうしていますか?
答え合わせをして、「お、正解した」、「ああ、間違えた」で終わっていませんか?
勉強において、復習、「解き直し」は非常に重要です。
成績が思うように伸びない原因の一つが「解きっぱなし」。
自分が何に躓いているのかを知ることも大事ですが、自分がミスする傾向を知ることもとても大事なのです。
今回は、「解き直し」がなぜ重要なのか、「解き直し」の方法についてのお話です。
「解き直し」はなぜ重要?
問題を解いて答え合わせをした後、解説を読んでいますか?
自分の答案のどこが間違えていたのかを確認していますか?
確認していない人。今から確認しましょう。
確認している人。間違えた原因を分析していますか?
例えば、計算ミスをした場合。
このミスはたまたま? 実は毎回分数の計算で間違えていないか? 負の数の加算・乗算で間違えていないか? 計算過程は丁寧に書いているか? 「()」を飛ばしていないか?
などなど…。
このように分析していく必要があります。
単なる計算ミスひとつでも、間違える要因は人それぞれです。
そして多くの場合、ミスの原因はだいたい同じです。
同じミスを繰り返してしまっていては、なかなか成績は伸びません。
自分の間違いがたまたまなのか、それとも傾向・共通点があるのか。
傾向・共通点がある場合、それがどんな傾向・共通点なのか、どうやって克服するか…。
これを考えるキーとなるのが「解き直し」なのです。
解き直しの方法
あくまでも一例ですが、解き直しの方法についてご紹介します。
1.問題を解き、答え合わせをする。
2.間違えた箇所の解説を読み、なぜ間違えたのかを考える。
3.覚えていない単語や公式をメモしたり、解答に至るまでのプロセスを人に説明できるよう整理したりする。
4.もう一度解き直してみる。
5.単語や公式を覚えているかどうか、解説と同じプロセスで解答できているかなどを確認する。
重要なのは「なぜ間違えたのかを知ること」です。
復習、「解き直し」は、自分の「できない」ところが何なのかを知り、それを埋めていくことなのです。
まとめ
問題は解きっぱなしにしない!
どこを間違えたのか、同じ間違いを繰り返していないかを分析しよう!