AI学習はすぐにやめよう!
教育が人に及ぼす影響
最近、学校で教えられることって、ヒトの思考の仕方に大きく影響していて、なかなか変える事が難しいなと思っています。
HGMのトレーニングサイトで、学んだ事のアウトプットを行うのですが、子どもたちはテキストの内容からしか物事が拾えません。新しい価値を作っていくために、書いてない事からひらめきを得て、新しい発想へとつないでいかなければならないのに、まだまだそういう思考に結びつきません。
でも、それが当然なんですよ。
生まれた時から、そういう考え方で採点されてきたのですから。
書いてあることから答えが探し出せる子の方が良い点をとり褒められる姿を見せられ続けているのですから。
自由な発想で物を言うと「無関係です」と一刀両断されるのです。
子供の頃から、そういう教育をされていると、なかなか癖が治りません。
大人になるともっと酷くて、「自分の思考が正しいのだ!」と言い張るようになります。
新しい発想方法を教えようとしているのに、こちらはお手上げ状態になるのです。
書いてあること、見えることしか考えられない大人を大勢作り上げているのです。
子供の頃に受ける教育って、こんなに人の人生に影響を与えるのです。
それが分かったからこそ言えること
AI学習はすぐにやめよう!
大手塾や新しい物好きな塾長さんたちには、このAI学習を取り入れているところが少なくありません。
なぜ今、塾業会でAI学習が流行っているかというと、大学入試の採点はAIがすることになりそうだからなのです。
第1の理由、AIに採点されやすい解答が出来るように訓練すること。
第2の理由、先生の手間を省くことです。
しかし、こうなるのは塾だけを責めるわけにはいきません。保護者の皆さんが学校での成績アップ、高校・大学への合格を第1目標にしているから起きることなのですよ。
その結果、AIに採点されやすい思考しかできない大人になるのですよ。
簡単な図にしてみました。
AIさん、次は何をしましょうか?
AI学習を続けていると、子どもたちは自然に、AIに採点されやすい考え方しかできなくなります。
彼らの思考の先にあるのが、常にAIになってしまいます。
最初にも書きましたが、子供の頃の教育は、人の思考をコントロールしていきますから、AIに採点されやすい解答をいつも探してしまうような考えしかできなくなります。
しかも、人間の脳は15歳で一旦成長が止まってしまいます。だから中学生にAI学習をやらせるなんて、もってのほかなのです。
こうやって誰かに使われる側になるのです。AIを使う側の人間に、AIに、永遠に使われていくのです。
新しい価値を生み出す人間になんてなるわけないです。新しい価値を生み出す人を排出するために大学入試改革を行うのではなかったですか?
これではまったく逆の人間を大量に育ててしまいます。
今ですら、日本の企業は外資が多く、日本人は先進国で最低の労働分配率で働かされているのですよ。このままだとAI先進国に使われる人材大増産です。
指示待ち人間が多い日本
次はAIに聞くのでしょうか。「AIさん、次は何をしましょうか?」
AIが採点不能な回答をしよう!
日本人は、全員が、AIを使う側の思考にならなければなりません。
つまりはAIが採点できないような思考と発想をする子にしなければならないのです。
そのためには、AI学習なんてやめることです。
子どもたちに、「AIに気に入られる思考を埋め込む教育」に足を踏み入れないことです。(もう入っちゃった場合はUターンして引き返してね)
AIが判定できないような、一見無関係なことを発想し、見えてないことを生み出せる大人に育てなければなりません。
塾の皆さんも、保護者の皆さんも、子どもたちも目標を成績アップ・志望校合格にしてはダメなのです。
それは当たり前にできること!将来どんな大人に育てたいのか、そこを常に意識していなければなりません。
私は新しい価値を生み出せる大人に育てます。
もし皆さんもそうなら
AI学習は即刻やめましょう
先生の手間を省いて、使われるだけの人間になるAI学習・・・
良いことなんてありません!
ここでもまた、AIと騒いでいる業者のマーケティングにひっかかっているのです・・・
コロナ騒ぎで学習塾もオンライン化が進めば、AI学習を取り入れる塾が非常に多くなると考えています。
それは、人を退化させるテクノロジーによって、よく考えもせずに、ちょっと良さそうなものを見せられると、飛びつくように訓練されているからです。
このブログを読んでくださっている皆さん
どんな子供に育てたいのか、しっかり考えてください。
成績アップして志望大学に合格して、大企業に就職できればそれでいいのか
就職後、社会に出てから、一生AIに使われて生きる道を選ぶのか、よく考えてください。
私達親の世代とは異なり、子どもたちの世代は、外資企業に世界でも最低の労働分配率で働かされているのです。
あなたが、大切なお子さんを預けようとしている塾が、どういう考えで子供を育てようとしているのか。
塾長自身がテクノロジーによって退化していないかどうか。
未来と現在が見えているのかどうか
よく見て、考えてください。