官民一体となって!ーそれって大丈夫かな?
それまで牛乳を飲む習慣がなかった日本に牛乳がやってきた。
お上の言うことには素直な日本人。牛乳を飲む習慣は日本人の食生活に浸透しました。
しかし、良いことだと思ってやっていることが、実はそうでもなかった・・・。
こういう事例を沢山発見しました。
「牛乳は体に良い」というのも、どうやら、その一つのようです。
飲めば飲むほど骨が弱くなるという牛乳。
今日は牛乳のお話をします。
子どもの骨折は増えています。
先日、塾生と子どもの骨折について話題になりました。どうやら学校で、なんでも無い事で骨折してしまう子が増えているようなのです。それで皆と少し調べてみました。
子どもの骨折の学校での発生件数は1970年と比較すると約2倍に増えています。
東洋経済オンライン
子どもの骨が弱くなった理由として注目されているのが牛乳です。
「牛乳は体に良い」というのが多くの人の常識ですが、スエーデンでは牛乳を多く飲んだ人の方が寿命が短く、女性では骨折も多いという大規模調査の結果が話題になりました。(2014年)
骨を強くしようとして牛乳を飲むと、逆に骨が弱くなるという結果です。
牛乳を飲むと骨が弱くなるメカニズム
日本人は昔から小魚等でカルシウムを摂ってきました。それらは胃の中で分解されカルシウムがイオン化された状態となり体内に吸収されます。(イオン化とは簡単に言えば溶けた状態ということです。)
しかし牛乳のカルシウムは胃の中でリン酸カルシウム塩となり人間には使えない状態となります。
使えない状態になるだけならまだ良いのですが、牛乳のタンパク質は消化されにくいタンパク質なので、そのせいで自分の骨のカルシウムをどんどん使ってしまうのです。そして骨が弱くなるのです。
牛乳を飲むと消化されにくいタンパク質を多く摂ることになります。そうすると腸の中に窒素の残留物がふえます。この窒素の残留物が腸から血中に吸収されると血液が酸性に傾きます。
人間の血液は弱アルカリ性です。酸性に傾いた血液を弱アルカリ性に戻すために必要なのがカルシウムです。
人間の体は酸性に傾いた血液を弱アルカリ性に戻そうとして骨からカルシウムを引っ張り出してきて使ってしまいます。
消化しにくいタンパク質→窒素残留物増加→腸で吸収→血液が酸性に→弱アルカリ性に戻したい→骨のカルシウムを使っちゃう!
これが牛乳を飲むと骨が弱くなるメカニズムです。
「牛乳を絶対飲みなさい!」と学校で指導された方も多いと思います。私も以前は、牛乳は体に良いと思っていました。こういう説もあるという情報は調べてみて初めて知る方も多いのではないでしょうか。
常識だと思っていることでも「調べてみる」「自分で判断する」って大切です。
牛乳に関しては他にもいろいろと問題があるようです。
牛はそもそも草食動物なのに穀物を飼料とするので、病気がちになっています。そのため抗生物質などの薬を投与されることが多いのです。
またお乳の出を良くするためにホルモン剤を投与されていることも多いです。
国内のものなら、それでもまだ良いのでしょうが、今は乳製品がとても安価に日本市場に入ってきます。その中には日本産のものよりも品質が疑わしいものもあるようです。
給食の牛乳問題
調べてみると「体に良い」という私たちのイメージとは反対の意見が沢山ある牛乳。
ですが、なぜ給食に必ずだされているのでしょうか。
これも調べてみると、学校では給食で牛乳を出すように法律で定められているのです。この法律は戦後定められました。
日本はもともと牛乳を飲む習慣はありませんでしたが、何故そうなったのかというと、栄養状態が悪かった戦後の日本人のために、アメリカが親切に日本人の食生活に牛乳を取り入れたという話をよく聞きます。
そういった「親切心」「美談」のような話の裏側では、敗戦後の日本を欧米の乳業メーカーが投資先として選んだのです。確かに日本市場が開拓できれば大変な利益になりますし、学校で全員に飲ませる事にすれば大儲けですよね。日本人に「牛乳が体に良い」と思い込ませることができれば、何もしなくても売れ続けます。調べてみてわかった事ですが、栄養士になるために習う栄養学は元々は乳業メーカーが作ったものです。乳業メーカーが作った栄養学に沿って、病院でも学校給食でも栄養指導がなされています。
私たちが「牛乳は体に良い」と無条件で思い込んでしまうのも無理ないことだなと感じます。
「官民一体となって」昔からよく聞く言葉です。官民一体となって作られた栄養学。牛乳は体に良いという常識。でも骨折は増えている。
この問題、あなたはどう考えますか?
「官民一体」って本当に良い結果を招くでしょうか?
最近では行政が製薬会社と組む事例が多く見られます。
大阪府とアストラゼネカなどです。大阪市民の血税が外資へ流れて良いのかな?地元大阪の企業たくさんありますよ?
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000272.000024308.html
これが子どもたちの未来に良い影響を与えるでしょうか???うーむ・・・
話を牛乳に戻して・・・
お子さんが骨折しやすい方、高齢のご両親をお持ちの方、ご自身の骨が心配な方は是非、自分で調べてみてください。「牛乳は体に良い」という私たちの「常識」を疑ってみてください。人はとかく自分に都合の良い情報だけを信じようとするので、一旦自分の思い込みを捨ててみようとしてください。
なにか問題があるなら、これまでの考え方や生活の何かが間違っている事になります。それを探すつもりで調べてみてください。
偉そうな事を言っていると思われるかもしれませんが、私も、子どもたちと一緒に高速脳トレーニングをしながら発見した「常識と違う事」の数々に本当に驚いたのです!
そして病気がちだった体が健康体になりました。
お金をベースとした政治が私たちの健康に及ぼす影響についても、少し考えてみていただけると嬉しいです。