子どもは偉大な先生です
子どもに聞こう、教わろう!
子どもは偉大な先生
「広学の塾生さんは小論強いですね!」
「どうしてあんなにいろいろ知ってるんですか?」
「どうやって教えてるんですか?」
「どんな教材を使ってるんですか?」
他塾の先生から、そのコツを教えてほしいと頼まれることが増えてきました。
でも、私が教えてあげられるような事は、実は殆ど無いのです。教材も使わないし、教えない。というよりも、私の方が子どもたちに教えてもらうのです。子どもは偉大な先生なのです。
子ども達が興味を持ったことに対して、「どうしてだろうね?」「君はどう思う?」「調べて教えてくれないかな?」と問い、教えを請うのです。すると驚くほど子どもは伸びていきます。周囲をあっという間に置き去りにしてしまいます。
小6のTくん
今日は小6の塾生を紹介します。まだあどけない小学生なのですが、「ロシアって戦争してるの?」という疑問から、自分なりに調べて文章にしてくれました。
~ここから引用~
ロシアのウクライナ侵攻について
アメリカはロシアがウクライナへ侵攻したときなぜNATOを派遣しなかったか。
アメリカが、ウクライナへ派遣しないのは、国民の世論が消極的だから。
2011年トランプ政権の時政府は、アメリカ・ファーストという政策を出した。
それが10年後の2021年8月にやっと行われ、アフガニスタンから撤退した。
そして今NATOを派遣するという世論が消極的な今バイデンが米軍を派遣すると次の選挙では確実に負けてしまう。
このリスクを避けるためにアメリカ政府は米軍を派遣しない。
欧州が派遣しないのは、エネルギー問題。
欧州は天然ガスや原油などロシアに依存している。
欧州はロシアに天然ガスを40%輸入し原油は20%輸入している状態。
天然ガスを国民に供給できないということはとても大変なこと。
だから欧州はウクライナを助けることが出来ない。
そしてもうひとつ、派遣できない理由がある。
それは戦争をしてしまうと核保有国VS核保有国の戦いになってしまう。
すると第三次世界大戦のようになってしまう。
その結果どちらを取るかというとNATOを派遣しないという結論になった。
アメリカがNATOを派遣しないことをプーチンは予測していた。
それは一年間をつかった計画から予測していた。
まず2021年1月バイデンが就任したときプーチンはウクライナの国境にロシア軍を集めるという威嚇をして、バイデンの反応をみていた。
さらに8月ロシアがクリミアを併合するという動きを見せこれに対しウクライナは、各国の首脳級に助けを求めるという運動を行った。
しかしアメリカも欧州も首脳級を出さなかった。
しかもこの時アフガニスタンから撤退した。
この動きがNATOを派遣しないということをロシアが確信した。
2022年2月4日ロシアと中国は会談をした。
ロシアは世界から経済制裁が下されることを予想していた。
そして中国がNATOを嫌っていることを分かったうえで、この時経済制裁が下された時ロシアを助けるという約束をしたということが言われている。
しかし中国もメリットがなければロシアを助けない。
中国側のメリットとはアメリカの動きが見れるという事。
これらのことからプーチンは確信し、ウクライナに侵攻した。
~引用終わり~
教科書から飛び出そう!
うちでは子どもを教科書の中に閉じ込めておくようなことはしません。
学校の勉強に目標を置かないでいると、様々な問題に目を向けてくれるようになります。自分が興味をもった事は大変なスピードで大量の知識を吸収していきます。
知識は思考の材料です。
教科書の中の答えのある問題ばかりをやらせていると「閃き」は無くなります。やった事のある問題しか解けなくなります。プリントや教材を何度も繰り返す学習は子どもの発想力と思考力をつぶします。
良い教材は教材会社が作ってくれるものではありません。世の中のどこにでも転がっています。子どもが興味を持ったものが最高の教材です。そして子どもが最高の先生です。