子供だから分からない
子供だから、もっと簡単なところから
こういう考えは間違いだと毎日子供たちに教えられています。
広学では、子供の興味分野から知識を拡大するという事を行っています。ですから積み上げ式の学習ばかりをさせている訳ではありません。大人が難しいと思うことでも、どんどんチャレンジしています。
重炭酸緩衝系
この言葉を知っていますか?殆どの大人は知りません。医療関係者であっても、さっと説明できる人はそう多くありません。しかし、この知識は健康維持には非常に重要で、腎臓がどのように働いているのか、そして呼吸と排泄には塩が重要な役割を果たしていることがわかります。
むずかしい・・・と大人は思うかもしれません。
けれども、中学生はどんどん調べます。次々と知ろうとします。そして理解します。
中学2年生YAさんは引き続き重炭酸緩衝系について調べています
ここから引用酸塩基平衡とは
アシドーシスとは、血液のpH(溶液中の水素イオンの濃度)を酸性側にしようとする状態。
慢性閉塞性肺疾患や腎不全になることがある。
アルカローシスとは、血液のpHをアルカリ性側にしようとする状態。
過呼吸や嘔吐の症状が出ることがある。
アシデミアやアルカレミアのようにもう、どちらかになっているのではなくて、正常なのに悪い方へやらされてしまう。
代謝産物(老廃物)が血液中に溶けると、水素イオンを放出する。
水素イオンが血液中に多くなると、酸性に傾いてしまうため、pHが低下してしまう。
その為、水素イオンを排出し、アルカリ性の方にpHを戻す必要がある。
酸と塩基のバランスをとることを酸塩基平衡。
そのバランスをとるうえで優れているのが、重炭酸緩衝系。
緩衝系とは血液の変化を少なくすること。
重炭酸緩衝系は肺と腎臓で調節する。・まだ、続きの動画があるから、それを全て見終わって、分からなかった言葉を調べてみたいを思った。
・化学式が複雑だから、一つ一つ理解してから進もうと思った。引用おわり
YAさんは理科は好きではありませんでした。けれども、この感染症騒ぎで、「大人がやっていることは本当に正しいのか。」という疑問が彼女を突き動かしています。
嫌いだったはずの化学式も理解しようとしています。
学びとは、勉強とは、学校で紙の上だけで、常に答えが用意されている問題を解くのではなく、今起こっていること、解けない謎を解くためのものだと、子供たちに毎日教えられています。