ものづくり日本を復活させよう!
紙の上だけで問題を解く、入試のためだけの勉強は学びではありません。
実際に手を使ってものづくりをすると、子どもたちの頭はどんどん良くなります!
12月26日に行った「電池モーター車実験」のまとめを小学4年生のNちゃんが、冬休みの間に書いてきてくれました!
とっても上手なので皆さんに披露しちゃいます!
広学に来て最初の頃は、まとめが上手に書けなくて苦労していたNちゃんでしたが、今ではこんなに上手にまとめられるようになっています。
広学に通うようになって、お家でも学校でも生き生きと学ぶようになったそうです。
成績云々よりも、それが一番嬉しいです^_^
(学校の成績もどんどん上がっているそうです!)
さて、電池モーター車実験、ワイワイと楽しくやりましたが、始めての体験で、みんなしっかりと頭を使いましたよ^_^
【車幅のとり方】
実験の際、子どもたちが一番苦労したのは車体の幅をどれくらいにするかという事でした。
車軸の長さに合わせて車幅を決めるという事がピンと来なかったのです。車軸よりも車幅を広くしてしまってタイヤがつけられなくなってしまったりして、随分頭を使いました!
今の子どもたちは、何かを作る時も、必ず「キット」で作っています。予め、ちょうど良い大きさに切った材料が用意されているのです。だから、あまり頭を使わなくても、スイスイ出来上がるのです。
広学では、そういった優しい事はしません!笑
大きなダンボールを「好きなように切ってね」と渡します。最初は子どもたちは戸惑いますが、慣れてくると工夫を始めます。
「どうしてタイヤが動かないのか?」→「車体が邪魔してるんだ!」などなど、自分で謎を発見し、解決します。
これこそが社会に出て必要な学びです。
【もっと速くするには】
電池モーター車をもっと速くするにはどうすれば良いのか。工夫が始まりました。
・ダンボールに車軸を通すとき、ストローを使うと速くなる
・車体がタイヤの邪魔をしないように作ると良い
・電池を2つ使うと良いのでは?
・並列つなぎと直列つなぎでは、どちらが速く動くのか?
・電池のプラスとマイナスを入れ替えると、モーターが回る向きが変わる。
などなど、様々な発見がありました。
子どもの頭の良さは経験値の高さで決まります。
数の感覚、長さの感覚、量の感覚、重さの感覚、これらの「感覚」が無いものは、子どもは理解できません。そしてこれらは体を使うこと無しには得られません。
ものづくりの日本!1990年代まで日本は多くの新製品を世界に向けて作り続けていました。しかし今では、そのチカラを発揮できていません。
子どもたちの勉強は単なる受験のための勉強となり、知識を実際に活かす方法を知りません。
それは体験を通してしか得られない「感覚」です。
今後ICT教育が広がり、子どもたちの「経験」はどんどん奪われていきます。
子どもが成長する順番は「感覚」→「感情」→「思考」の順です。
感覚と感情が育たないのに、いきなり思考し始める子どもはいません!
豊かな経験が感覚と感情を育てます。
感覚と感情が豊かな子こそ思考力が発達していくのです。
ものづくりの日本!
その復活を目指して、紙の上だけでなく実際に学ぶ機会をどんどん作ります!
皆さんも、是非広学で学んでください。
「正負の数」を実験とゲームで学ぶ講座を開講します。
8回のシリーズで、小中学生対象です。
お楽しみに!^_^