塾長の笑って天才ブログ

【現代文】文章の構造の掴み方 その①言い換え(イコールの関係性)【評論文】

評論文は「読者にわかってもらうため」の文章!

自分の考えや主張を読者にわかってもらうために論理的に書かれた文章が評論文です。
筆者の文章の構造=組み立て方には一定のパターンがあります。
文章の構造を掴むことによって筆者の主張を掴みやすくなり、またパターンを知っていると、どのような形で論を進めているのかを予測することができるのです。

パターンは大きく分けて3つ。
1.言い換え(イコールの関係性)
2.対比・対立関係
3.因果関係

今回はパターンの一つ目「言い換え(イコールの関係性)」についてのお話です。

 

具体例は筆者の主張の言い換え!


筆者が自分の主張を論じる際に、具体例や筆者の体験談や本などからの引用、比喩などを用います。
これらは筆者の主張を裏付けるための証拠だったり、主張をわかりやすくするための説明だったりします。
このとき、筆者の主張と具体例などは言い換え(イコール)の関係が成り立ちます。

言い換え(イコール)の関係にあるため、筆者の主張がわからない場合は具体例や体験談、引用された文章などを読むことによって、筆者の主張を掴むことが可能になるのです。

 

主張と具体例(体験談、引用、比喩)の順番に注意!


主張と具体例(体験談、引用、比喩)の流れには、「主張→具体例など」もしくは「具体例など→主張」の2パターンがあります。

具体例などの方が理解しやすく、また興味をひく話であることが多いため、そちらに意識が向いてしまいがちです。
しかし掴むべきは筆者の主張なのです。
どちらのパターンで話が進み、どこに筆者の主張があるのかを探しながら読みましょう。

具体例などはカッコでくくり、筆者の主張と思われる文章に線を引くことを習慣づけましょう。そして解説を読み、筆者の主張を掴めているかどうかを確認しましょう。

 

まとめ


筆者の文章の構造=組み立て方は「言い換え(イコールの関係性)」「対比・対立関係」「因果関係」の3パターン!
具体例や体験談、引用、比喩などは、筆者の主張との間に「言い換え(イコールの関係性)」が成り立つ!
筆者の主張がどこにあるのかを探して読もう!

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