古文が苦手!どうやっても点が伸びない!
日本語なのにサラッと読めない、理解できない…そんな古文に苦手意識を持つ生徒さんは少なくありません。
ですが、実は古文は、勉強法を間違えなければたった一ヶ月で見違えるほど点数をあげられる科目なのです。
今回は古文の勉強の流れについてお話します。
1.単語の暗記
英語の勉強でも、まず一番に英単語を勉強しますね。
古文でも単語の知識が必ず必要です。
古文単語の中には現代語とまったく異なる使い方をするものや多義語(複数の意味をもつ)も多く、そこが苦手意識を強めてしまう原因でもあるのですが…。
まずは訳語をひとつだけ覚え、他の訳語は読解を続ける中で覚えていくことで、次第に知識が身につきます。
まずは古文単語帳の頻出の単語を覚えましょう。
2.文法の暗記
古文の入試問題では、和訳、内容正誤、主語判定といった問題が頻出です。
これらを解くためには、文法や敬語の知識が必要になります。
文法=助動詞や敬語を覚えていないと、古文を読解することはできないと言っても過言ではありません。
古文文法の問題集を解く際に「なぜその助動詞や敬語だと判断できるのか」を考えながら解きましょう。
そして解説を読む際には、「どうやって助動詞や敬語を判断しているのか」を意識しましょう。
これを続けることによって、古文文法を身につけることができます。
3.教科書や問題集を使って読解練習
古文の難しさは、主語や目的語などが省略されるところにあります。
ですが、省略された主語や目的語などは古文文法によって補うことができるのです。
省略された主語や目的語などを補う力を身につけるには、古文文法を覚えるのはもちろんですが、読解していく中で「この助動詞・敬語が使われているから、〇〇が省略されていると判断できる」という風に理解していく必要があります。
まずは自分で主語や目的語などを補いながら問題を解きましょう。
どんな主語や目的語などが省略されていたのか、それを補うことはできていたのか、どの単語・文法が分からなかったのか、知らなかった古典常識はないか…といったことを、解説でおさらいしましょう。
まとめ
まずは古文単語! 訳語をひとつ覚え、読解問題を解く中で他の訳語も覚えていこう!
助動詞や敬語などの古文文法は読解において非常に重要! 古文文法を覚えよう!
自分なりに主語や目的語などを補いながら読解問題を解き、正しく補えていたかどうかなどをおさらいしよう!