無関係っぽい単語同士の共通点を探せ!「共通点探しゲーム」
広学では、ある「遊び」をしています。
「塾なのに遊ぶの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
私達がやっているゲームは、ただの遊びではありません。
子ども達の頭をよくするゲームなのです。
初めて見た問題でも、自分の知識や過去に習った事をもとに解いてしまえる子達には、共通点があります。
それは、「抽象化する力=共通点やパターンを見抜く力」なのです。
今回は、広学で行っているゲームを一つご紹介します。
その名も、「共通点探しゲーム」です。
共通点探しゲームって?
親睦を深めるためのゲームではありません!
「共通点探しゲーム」というと、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。
何人かのグループで、お互いの好きな食べ物や趣味などの共通点を探して親睦を深めるゲームでしょうか。
広学で行う共通点探しゲームは、一味違います。
ぱっと見たところでは無関係そうな単語同士の共通点を探すゲームなのです。
やり方はこの通り。
①参加者に、思いついた単語を口々に言ってもらう(何個でもOK)。
②共通点を探す。
以上です。
「え、共通点…ある…?」戸惑う子ども達
子ども達にルールを説明して、①パッと思いついた単語を挙げてもらいました。
ダム、ネジ、自転車、英語、鍋、飛行機、段ボール、お金、ダイヤモンド、カーテン、くじら、ガラス、箱、鉄、ハンマー、人、布団、森などなど…
ぜひ皆さんも、どんな共通点があるかを考えてみてください。
思いついた順番に共通点を挙げてもらったところ、
「自転車と飛行機で、人を運ぶもの」
「ネジとハンマーで、工具」
「くじらと人で、生き物」
「カーテンと布団で、布類」
「ダイヤモンドと鉄で、鉱物」
などなど…わかりやすいものが出尽くしてしまいました。
「え、共通点…ある…?」「もうこれ以上何もないよ」と子ども達がお手上げ状態になったとき、ある子が言いました。
「ダムと鍋で、水をためるもの」?
それだ!!と子ども達は大興奮。
先ほどまでとは打って変わって、全く関係の無さそうなもの同士の共通点を見つけ始めました。
「ダムとお金で、貯めるもの」
「英語とダイヤモンドで、他国から入ってきたもの」
「家と段ボールで、人が住めるもの」
「布団と箱で、隠れられるもの」
「森と鉄と氷で、自然物」
出てくる共通点に納得したり爆笑したり、「ちょっと違うんじゃない?」と自分の意見を言ってみたり。
「もっとやりたい!」と、とっても楽しく共通点を探していました。
抽象化する力=共通点やパターンを見抜く力
応用力を身につけるために
どんな問題でも、過去に習った事や自分の知識をもとに解いてしまえる子は、抽象化する力=共通点やパターンを見抜く力が身に付いている子なのです。
「この問題の解法はAである。Bという条件があるときはCを用いなさい」といった”パターン”学習は、ただの当てはめと変わりありません。
「パターンに合うかどうか」という視点で問題を読むようになってしまうため、同じような問題しか解けなくなってしまいます。
結果、ある程度までは成績がのびるでしょうが、いずれ頭打ちになってしまうのです。
具体的な事ひとつひとつを取り上げて、共通しているポイントを大きな枠組みとして見出す「抽象化」の過程に意味があるのです。
テストや入試に出やすいパターンをただ覚えこませるだけの学習に意味はありません。
抽象化する力=共通点やパターンを見抜く力を身につけさせる学習にこそ意味があるのです。
応用問題を解くことができるのは、自分の知識や習った事を抽象化できているからこそなのです。
勉強において重要なのは、共通しているポイントを見つけるための基礎的な知識と、共通点やパターンを探そうとする姿勢。
だからこそ、基礎を固める必要があります。
だからこそ、遊びを通して「抽象化すること」を知る必要があるのです。
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