大学入試の過去問は何年分解くのが理想?
志望校の出題傾向や出題形式、自分の実力や抜け・モレを確認したり、本番での作戦をたてたりするために重要なのが過去問。
共通テストや志望校の過去問を何年も遡って解く必要があります。
「じゃあ、何年分やればよいのだろう?」という疑問をもつ受験生も多いのです。
あくまでも目安は5年分です。
過去問を遡りすぎると、出題傾向や出題形式、出題範囲が変わることもあるため、逆効果になってしまうこともあるのです。
志望校・共通テストの過去問 目安は5年分
志望校のレベルや実力、科目によっても異なるため、一概に「何年分やれば大丈夫」というものではありませんが、一つの目安は5年分(~10年分)です。
志望校の出題傾向や出題方式を知る上で、過去問は重要です。
10年分以上解いた受験生もいますが、10年以上ともなると、課程が変わったことで出題範囲が違っていたり、研究の進歩や世界情勢の変化によって正解が変わっていたりすることもあります。
分かりやすい例で言えば、鎌倉幕府の成立年。20代以上の方は【1192(イイクニ)つくろう鎌倉幕府】という語呂を覚えたと思います。
ですが2013年発行の山川世界史では、1185年に変更となっています。
(1180年からの源平合戦を始めとする説もあるようです。)
このように、あんまりにも古い年度の過去問を解くと逆効果になってしまうこともあるのです。
また、教科書改訂によってガラリと変えてくる大学もあります。
過去問は最新の出題形式や出題方式を知ることがなによりも大切です。
それらを知る上での目安が5年分なのです。
ですが、過去問はただ解くだけではいけません。出題形式や方式をなんとなく掴むだけでは意味がありません。
過去問を解く目的は、他にもあるのです。
過去問を解く際の3つの目的
過去問を解く目的は、最新の出題形式や出題方式を知ることを含めて3つあります。
1.志望校の出題傾向や出題方式を知る
国公立の二次試験や私立では、学校ごとに出題傾向や出題方式が異なります。
どんな問題が出題されているのか、どんな特徴があるのかを知り、それに応じて対策する必要があります。
例えば、「問題文を読んで、それに対する自分の意見を200字程度の英語で書け。」という英語の問題があったとします。
よほどのことがない限り、何の練習・対策もなしに、この問題を解ける受験生はいないのではないかと思います。
併願校の過去問を解く必要があるのも、同じ理由です。
多くの受験生が、偏差値をもとに志望校よりも偏差値の低い大学を併願校として選びがちです。
偏差値が志望校よりも低いからといって、何の対策もなしに合格できるというわけではありません。
「併願校にすべて落ちてしまった…」なんてことがあり得るのが、大学入試。
これは、併願校の過去問対策を行っていなかったことが原因のひとつです。
志望校はもちろん、併願校の過去問も解いて、出題傾向や出題方式を把握・対策しましょう。
2.自分の苦手分野や抜け・モレを確認する
実力不足が目に見えて分かるため、過去問を解くことを避けてしまう受験生もいます。
ですが、自分の苦手分野や抜け・モレを確認することができるのですから、今間違えたのはむしろチャンスととらえることができます。
過去問を解いたらすぐに答え合わせをして、解けた問題と解けなかった問題をチェックしましょう。
そして解けなかった理由・原因を分析するのです。
間違えてしまった理由・原因は人によってさまざまです。
「問題文の『不適切なものを選べ』を見落としていた」「単語の意味が分からず、失点してしまった」「教科書を読み直してもなかなか理解できない単元の問題だった」…などなど。
間違えた理由・原因に応じて対策を立てましょう。
そして、苦手分野や抜け・モレがあった場合は、解説を読み込み、しっかりと復習しましょう。
解説を通じて解法のアプローチを身につけることは、応用力を身につけることにも繋がります。
3.時間配分を意識しながら作戦を立てる
本番の入試を意識して、時間を計って過去問を解きましょう。
制限時間以内にどれだけ得点できるかで、合否が決まります。
自分の得意・不得意に合わせて、問題一つひとつにかける時間や問題を解く順番などの作戦を立てましょう。
他にも、制限時間内でどの問題を捨て、どこで点を取るかを判断する練習も大切です。
「ある問題が解けなくて、予想より時間がかかってしまった。その後の問題は簡単だったのに、時間が無くて解けないまま終わってしまった…」ということが起こり得ます。
時間を管理する力は、合格に直結します。
本番の入試を意識して、過去問を解いてみましょう。
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