成績を伸ばすのは「知的好奇心」
「先生の話を聞いたら面白いなとは思うけど、自分から知ろうとは思わない」
「調べるの面倒くさいです、興味ないし…」
「合理的じゃないものは、やる意味ないですよね?」
——これは、実際に大学入試対策をしている中高生から聞いた言葉です。
もちろん、効率的な学習や暗記が必要な場面はあります。
受験や定期テスト、資格取得など、限られた時間の中で成果を出すためには、「やるべき事を淡々とやる力」も必要です。
一見すると論理的に考えているようですが、こうした言葉を頻繁に口にする子どもは、ある時期から勉強の伸びが止まることが少なくありません。
興味を持たない子は、成績が伸びにくくなる
教えていて感じるのは、未知の内容に対して、興味を持って読める子は強いということです。
入試問題や文章読解、論述式の問いでは、「初めて出会うテーマ」や「一見、無関係な資料」をどう理解し、自分の言葉でどう語るかが求められます。
そのとき、「自分には関係ない」「面白くない」「合理的じゃない」と跳ね返してしまう子は、なかなか深く考えるところまでたどり着けません。
(特に大学入試では国語…現代文が意外な落とし穴になるのですが…この事とも関係しているように感じています。)
一方、「ちょっと面白いかも」「何が書いてあるんだろう?」と読み進めようとする姿勢がある子は、吸収力も応用力も違ってきます。
「遊びながら学ぶ」は、基礎的な知的体力づくりにもなる
「これ面白い!」と感じながら取り組んだことは、子どもも大人も、驚く深く、長く記憶に残るものです。
- どうして月は形が変わるんだろう?
- 恐竜はどうして絶滅したのだろう?
- どうして今と昔で使っている言葉が違うのだろう?
- どうして平安時代と言えば「たもれ」なのだろう?
このような知的好奇心から生まれた学びがとっても大事。
未知の事に対して「おもしろそう!」「知りたい!」と思える力は、後の勉強にもつながる基礎的な知的体力になります。
「興味がなければやらなくていい」わけじゃない
ここで誤解してほしくないのは、
「興味のあることだけやらせましょう」という極端な話ではないということです。
社会に出れば、誰しも「興味のないこと」にも向き合わなければならない場面があります。
我慢する力や継続する力、やりきる力も大切です。
ただ、その力は押し付けられてばかりの環境では育ちにくいのです。
「どうせやらされる」「言われたからやる」―そんな思考が身につくと、学びは作業になってしまいます。
まずは、自分の中に「学ぶって楽しい」という原体験があること。
そこから、「興味のない事でもやってみよう」と思える内発的な力が育っていくのではないでしょうか。
親ができるのは「伸びる芽に気づくこと」
私達大人にできるのは、子どもにすべてを委ねることでも、逆に何でも先回りして与えることでもありません。
- 小さな「面白い!」に気付いて広げてあげる
- 一見無駄だと思えるようなことにも、一緒に取り組んでみる
- 目の前の成績より、その子らしい探求の芽を信じる
このような関わり方が、学びの土台となる「知りたい力」を育ててくれるのだと、私達は信じています。
学力とは「何を知っているか」ではなく、「どう学び続けるか」
「今すぐ役立つ知識」も、もちろん必要です。
でもそれだけでは、変化の激しい時代を生き抜く力にはなりません。
- 新しいものを前にしたとき、ワクワクできるか
- 知らない事に出会ったとき、調べようと思えるか
- 未知のものでも向き合って、考えを深められるか
そんな力こそが学びの本質であり、「生きる力」にも繋がっていくと私達は考えています。
「勉強させる」だけでなく「学びの芽を見つけて育てる」教育へ。
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