「え?テストなのに、カンニングしていいの?」
そう驚かれた方も多いかもしれません。
でも、先日実際に、「カンニングペーパーあり」のテストを実施しました。
もちろん、これは“ズルを許す”ためのテストではありません。
むしろその逆。
「カンニングペーパーを作ること自体が学びになる」
この仕組みを体験してもらうための、あえての実験でした。
なぜ“カンニングペーパー”が学びになるのか?
「カンペ」と聞くとズルの象徴のように思われがちです(※テストや入試に持ち込むのは絶対NG!)が、
本当に意味のあるカンペは、“自分の頭で整理した情報”の集約です。
たとえば、次のような作業が必要になります。
- 要点だけを抜き出す
- 情報の優先順位をつける
- 覚えている事・覚えていない事を見極める
- どんな形式でまとめたら読み返しやすいかを考える
つまり、カンペを作る=高度な情報整理+メタ認知(自分を俯瞰する力)+理解度アップなんです。
「使える知識」を身につけるために
私たちが目指しているのは、“試験のための勉強”ではなく、“使える知識を育てる学び”です。
そのためには、ただ覚えるだけではなく、
- 情報を取捨選択する力
- 必要なときに引き出せる整理力・記憶力
-
どの情報が必要かを考えられる思考力
こうした“学びの筋トレ”が必要です。
カンペ作りは、その筋トレにぴったりのツールなのです。
「覚える」から「整理して扱える」へ
実は、こうした学び方は、社会に出たあとにも直結します。
- プレゼンの資料を作るとき
- 人に説明するとき
- 何かを企画するとき
——すべて、「何を伝えるか?」「どこを省くか?」という整理と選択の力が必要です。
カンペありのテストは、この“考える力”を養うきっかけになるのです。
テスト=評価ではなく、学びの一部に
広学では、テストを「評価のための場」ではなく、「学びを深めるための機会」として捉えています。
「試験」と聞くと、どうしても点数ばかりに目が行きがちですが、
本当に大切なのは、“そこに至るまでのプロセス”なのです。
カンペ作りを通して学んだ情報整理・優先順位判断・自己分析。
これこそ、人生を通じて必要な力ではないでしょうか?
…で、テスト当日どうなったかというと
全員、カンペをお家に忘れました。
ですが「いける気がする」ということで、そのままテストを実施。
しっかり高得点をとれていました。
結論:カンペは持ってこなくても効果アリ(?)
この記事を読んでくださった親御さんへ
「勉強=覚えること」と思っていたら、少し見方を変えてみてください。
“考える学び”は、工夫しだいでいくらでも面白くなります。
そしてその土台は、子どものうちから育てていけるのです。
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