幸せとお金
銀行口座を持たない低所得世帯を対象に
アメリカ最大の銀行が新しい取り組みを展開する。
https://www.reuters.com/business/wells-fargo-launches-10-year-plan-boost-banking-inclusion-underserved-2021-05-17/
アメリカでは銀行口座を持たない低所得の世帯があります。white系&アジア系では、それぞれが2.5%と1.7%であるのに対し、ヒスパニック系で12.2%、black系(本文そのままに)で13.8%、アメリカ・アラスカのネイティブ世帯で16.3%が銀行口座をもっていない。
コロナパンデミックの影響で、より多くの家庭が銀行口座を持てなくなるのではないかという懸念が高まり、銀行は政治家やその支持者からの圧力下にあった。
そこで新たな取組を展開することになった。Well Fargoは100を超える支店を低~中所得家庭へ向けて設計し直すと共に、金融教育、手頃な価格の製品へ手が届きやすくすることや、National Unbanked Advisory Taskforceを開始する。※Well Fargoとはアメリカ西部を地盤とする、アメリカ合衆国で最も支店が多い金融機関。
投資家の皆さんは、このニュースを聞いて、どう反応するのだろうか。
今、世界の大きな流れの中で、お金は数字の羅列になり始めている。電子マネーや暗号通貨が取って代わるのだろう。
こういう流れを見ていて、私はお金というものに対して、最近少しばかり疑問を持ち始めた。
今回のニュースで感じることは、別に銀行がなくても、大してお金が無くても十分に暮らしてきた人たちへ、銀行が施す金融教育とはいかなるものか?という疑問だ。
銀行に都合の良い教育がなされるに決まってるんじゃないか?と思ってしまう。
記事には❝金融サポート、コストの低いクレジットカード、消費者ローンプログラムを拡大する。低~中所得家庭の短期の現金借り入れを可能にしてクレジットスコアを改善する。❝ とあります。つまりは借金できるようにするという事だ。
広学で子供達に教えているのは、「ローンとは自分の将来の労働力を差し出すこと。」
さぁ、ここで少し考えてみましょう。
私も家を買いました。ローンがあります。外車に乗っていたときもありました。
ブランド物のバッグや服が欲しい時期もありました。
けれども、それって・・・テレビや雑誌や世の中のトレンドに流されたのではなかったのか?と思うわけです。それで自分の未来の労働力を銀行に差し出したわけです。
今の家は20年~30年サイクルだと言われています。
車や家電は10年サイクル。
昔のように長持ちするものはありません。経済のために短いサクルで寿命がくるように作られています。数少ない日本古来の建築の技を受け継ぐ方から聞いたところによると、日本の家は、昔は200年~300年くらい普通にもつ物だったそうです。
皆が持っているもの。必死でそこに追いつこうとする事は、本当に個人の幸せを実現するのかどうか。
本当に必要とは言えないものに、自分の労働力を差し出しているのではないか、子供も大人も、少し見方を変えてみる必要があると思っています。
しかし別の視点から考えれば、借金を消費に使うのではなくて、次に何かを生み出すものを創り出す方に使えば、借金は生きたお金になる。
広学では、こういったお金の使い方を子供達に教えていこうとしています。
お金について、先ずは大人から考え直してみなければいけませんね。
文:塾長
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