塾長の笑って天才ブログ

AmaZen-美しい言葉の裏側に

私達は生きていくために生きているのではない

若者の自殺が私達に突きつけているもの

 

未来に投資する

子どもたちを塾に預けてくださる保護者の皆様の願いは「子供の未来の幸せ」なのだということについて、皆さん同意してくださると思います。

ただ、私達の時代と、これから子どもたちが生きていく未来は、かなり事情が異なってくるということを、私達大人が肝に銘じておかないとならないと考えるようになりました。

私は50代なのですが、私が子供の頃は戦争を経験した方が、まだまだ沢山おられました。
そして、国の暴走や資本家の暴走に敏感で、私達子供の未来をよくよく考えてくださる大人が沢山いました。
しかし私達の世代になると、平和で、世の中はバブルでお金があちこちで、空に舞っているようなイメージでした。

「大きな会社に勤められたら、公務員になれたら、医療系の仕事に就けたら将来安泰。」

私もそう信じて、塾で子どもたちを指導していました。
しかし、子どもたちの未来の幸せについて、今の私は少しばかり違った考えを持っています。
私は「生きていくために勉強して欲しい。」と考えていたのですが、人は「生きるために生きているのではない。」と思うようになったのです。

行き過ぎた資本主義にのっかるのか

私が最近感じるのは、「資本主義の行き過ぎ」です。
資本家というのは、常に自分の利益が最優先なんだな、ハッキリしてるなぁ~と思うのです。

日本人の感覚というか私の感覚でいうと、資本家とか世の中を作り上げてきた人たちっていうのは、松下幸之助のイメージで、「経済活動を通して世の中に奉仕する」という方たちで、「自分の会社は世の中にお金を巡らせるためのポンプ役だ。」という感覚の人たちです。
企業を引っ張る人たちは、そういう姿勢であって欲しいと常々思っています。

しかし、今、そんな起業家っているのかな?と思います。
「従業員をロボットのように使って私腹を肥やすのが目的。」そういう人が増えてきたのでは?と思うのです。

歴史を振り返ってみると、資本家たちが一般庶民をロボットのようにこき使って私腹を肥やした時代があって、更にそういう資本家たちが政治を操っていた時代があります。
国際巨大企業の影響が色濃くなってきた日本で、そういった時代に戻ってきているのではないかと、今、私は感じているのです。

Uber Eatsのリュックを背負って自転車を走らせている若者の背中を見ては、「巨大企業の一番下っ端の日本で、彼らの傘下に入ることは、日本の子どもたちにとって、本当に幸せなんだろうか。」と、日々感じているのです。

昨日の大人の英会話の授業では、AmazonがつくったAmaZenというシステムについてのニュースを取り上げました。

https://www.vice.com/en/article/wx5nmw/amazon-introduces-tiny-zenbooths-for-stressed-out-warehouse-workers

 

AmaZen

Amazonが従業員のために用意した、電話ボックスのような小さな小部屋が批判にさらされています。
Amazonの倉庫に用意された、その特別な小部屋の中で、従業員は瞑想を行ったり、リラックスできる動画を視聴したりできます。

アマゾンが言うには・・・
「私達はストレスで精神面に問題を抱える従業員の手助けをしたいのです。」
「従業員の健康と幸せのために、私達はAmaZenという特別なシステムを用意しました。この小部屋はそのシステムの一部で、従業員は中に入って、ガイドに沿って瞑想を行ったり、リラックスできる動画を視聴したりできます。」
「創業以来、従業員の幸せが、私達の最優先事項です。」と言うことなのですが・・・

言葉は綺麗だけど、そんな小部屋なんて用意しなくても、従業員にお休みを十分あげれば良いだけの話では?と思いませんか?
あれこれ作らなくても・・・という単純な疑問がわいてきませんか?
この小部屋を、同じような思想を持つ会社に売っていくのでしょうか。

なぜ批判にさらされているかというと、Amazonの倉庫で働いたことのある元従業員たちが、それがどんな経験であったかをSNSに投稿し始めたからです。

「Amazonで働くのは本当に死にそうだった。」
「トイレに行く時間も、水を飲む時間もなかった!」
そして、Amazonが作り出したこの小部屋は「絶望のクローゼット」と名付けられてしまいました。

こんなものを創り出す前に、生きていくのに十分な賃金と、より良い労働条件にするほうが良いのではと単純に思いますよね?

Apple社では・・・

少し前の話になりますが、中国ではアップル社系列の工場で従業員が次々と飛び降り自殺をするという事件がありました。
https://news.livedoor.com/article/detail/4792620/

 

今、日本は若者の自殺世界一です。

「私達は生きていくために生きているのではない。」と、自殺した若者に人生の真実を突きつけられている気がするのは私だけでしょうか。

https://president.jp/articles/-/17058

 

日本の教育を変えられるのは、国連で敵国とされている日本政府では無理かもしれません。
私達のような、自由な立場の塾でしか無理なのかもしれません。

 

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