日本一の塩博士笹谷達郎先生のお塩のお話会
減塩が体の不調と病気につながるというお話を、様々に例示してお話くださいました。
血圧と塩の関係
塩と筋肉の関係
腎臓と呼吸と塩の関係
血圧を決めるのは心臓でも脳でもなく腎臓
血液が酸性に傾くのを防いでくれるのが塩と呼吸
減塩とマスクは血液を酸化させる等々、多岐にわたる内容でした。
初めて聞く内容に、少々驚いた方もいらしたと思います。
「みんながやっているから」という判断基準が一番ダメで、自分で調べたり、考えたりする時間を取ることが大切だと認識を新たにしたという感想もいただきました。
企業は利潤追求する組織ですから、自己防衛をするためには自分で学ぶしかありません。
以下は、腎臓と呼吸の関係を調べた中学2年生、Y・Aさんのレポートです。
参考にしてみてください。
血液は放っておくと酸性に傾く、それを防ぐためには呼吸が大切ということを知り、どうしてそうなるのかを調べています。
Y・Aさん中学2年生のレポート
酸塩基平衡とは
この名前を分解してみると、「酸」は水素イオンを放出するもの。
例だと炭酸、硫酸、塩酸など。
「塩基」は水素イオンを受け取るもの。
例だと重炭酸イオンがある。
「平衡」は「酸」と「塩基」のバランスを取るもの。
pHとは溶液中の水素イオンの濃度のこと。
pHは0~14で表され、真ん中の7は中性。
7より少ないとアルカリ性。
7より多いと酸性になる。
0に近づけば近づくほど、強酸性になる。
→(血液中に含まれる水素イオンの量が多くなる。)
人間の血液はpH7.4(7.35~7.45)のため、弱アルカリ性だと分かる。
人間の中にある細胞は約37兆個と言われている。
酸素や食べ物からO2を吸収し、ATPというエネルギーをつくり、そのゴミとしてCO2や老廃物を出す。
細胞の中の酵素が働き、その酵素が最も活性化する水素イオン濃度がpH7.35~7.45である。
水素イオンがpH7.4より少なくなると、「アシデミア」になり、酸欠状態になる。
進行してしまうと、意識障害や不整脈、頻呼吸になってしまう。
逆に水素イオンがpH7.4より多くなると、「アルカレミア」で、低カルシウム血症になり、頭痛や痙攣などの症状が出る。
・難しい言葉が多かったから、一つ一つの言葉の意味をしっかり理解しておこうと思った。
塾長の感想
学校の勉強は、受験のための勉強になっていて、子供たちは試験に出ない事は知らないか、または習っていても忘れてしまう。
こういった生きた学びを嬉々として深めている塾生を誇りに思います。