計算が速い子にしたければ、現金を使いましょう!
経験が大事
子どもは実体験があることしか解りません。子どもの頭をよくしたいなら、家庭で、様々な体験をさせてあげることが重要です。子どもの(大人も)頭の良し悪しは経験値に比例します。経験の無い事を言われても、子どもはイメージできません。イメージできないこと=サッパリワカラナイ事なのです。
「いろいろな体験をさせてあげてくださいね」というと、あるお金持ちのお母さんが、「うちは海外のラグジュアリーなホテルへ連れて行き、あちこちの観光地は殆ど行ってます。」と答えてくれました。それも経験のうちですが、そういう事ではないのです。
料理や掃除を自分の手でさせてあげることです。勿論、イライラします。鍋を焦げ付かせて洗う手間が増えたりします。でも、そこは忍耐。自分でやらせてあげてください。紙工作をしたり大工仕事をしたり、男の子でも手芸をさせてみてください。長さの感覚、重さの感覚が身についている子は数学もよくできるようになります。
計算が速い子にするには
計算が速い子にするにも経験が第一です。しかし計算ドリルを何度もさせることではないのです。
それよりも小銭貯金をして、お金を数えさせると良いです。これは計算ドリルを与えるよりも、もっと良い方法です。しかも自分のお小遣いになるという前提であれば、どんどん計算が上手になります笑
お金は丁度良いことに、5円、10円、50円、100円、500円とまとまりになっているので、繰り上がりや、計算の練習にピッタリです。
計算が苦手な子を観察していると、繰り上がりが躓いている事が多いです。小さな数なら良いのですが、大きな数になってくると「590、700円(ごひゃくきゅうじゅう、ななひゃくえん)!」と答えたりします。お金を数えてもらっていると、繰り上がりが解るようになるので、そんな事は言わなくなります。小学生から始めるのではなくて、幼児から始めていると、算数の天才になります。
掛け算も割り算も
お金を数えさせると掛け算も解るようになります。
5円を数えると、〝とびのかず“が解ります。5,10,15,20…これが掛け算の基礎になります。10円が10枚で100円、100円のカタマリが10個で1000円、これも掛け算の基礎となります。外食に行くとして、一人当たり定食が950円として、家族が5人だから…と、小銭を使って数えさせると、紙の上で掛け算の説明を受けるよりも断然解りやすいです。掛け算の練習に慣れたら、小銭貯金を家族で均等に分けるようにお願いすると、割り算の基礎になります。