塾長の笑って天才ブログ

【お悩み】子どもの好きなものがわからない…

興味関心のキッカケはどこにでもある!

将来の夢を聞いても「特にない」…。
習い事や遊びを提案しても「興味ない」…。
親御さんから「子どもが何に興味があるのかが分からなくて…」というご相談をいただくことがあります。

子ども達が何かに興味関心をもつキッカケは、日常に溢れています。
お母さん、お父さんから、そのキッカケを投げかけてあげることが大切なのです。

先日、中学生の女の子に「瞬間接着剤を拭きとるときに、ティッシュで拭き取ろうとすると発熱して火傷するんだって」と、あるニュースを紹介しました。
すると彼女は「どうして発熱するのだろう?」と疑問を持ち、その理由を調べてくれました。

何で瞬間接着剤が瞬間でくっつくのか、それは接着剤が水分に触れると一斉に手をつないだかのようにぱぱっと接着剤の成分と結合されるからです。

瞬間接着剤は主に「シアノアクリレート」という成分で出来ています。 この成分は目に見えないほどのものにくっついている水分と結合するという性質を持っているので瞬間にくっつきます。

また、シアノアクリレートが入っている接着剤の事を瞬間接着剤と呼びます。
そして今日つけ爪用接着剤で火傷をするという事例があり、なぜ瞬間接着剤を使うと温度が上がるのか。
それはその硬化するときにその物の繊維にからみついて空気に触れる表面積が増えて急激に化学反応が起こると熱を発するからです。
その今日のニュースにあった接着剤をティッシュで拭いたらとても熱くなった、これはティッシュの毛細現象という現象で素早く瞬間接着剤が反応するので熱くなったと言えます。
けれど「じゃあティッシュのもの以外でふき取ればいいんでしょ」という人が現れるかもしれないのですが生地の場合によっては100度以上の熱を出すものもあるのでむやみに拭き取ろうとせずに40℃くらいのお湯に指を入れてもむようにとることが大切です。 また、マニキュアの除光液でも代用することが可能です。

そして、「マニキュアの除光液ってすごい!」と驚き、どうしてマニキュアの除光液で代用できるのかを調べてくれたものがコチラ。

瞬間接着剤に使われている「シアノアクリレート」という成分。
これは目に見えないほどの水分と結合して固まるという性質を持っています。
けれどこれが肌についてしまってティッシュなどで拭き取ろうとするとその繊維に絡みついて瞬間接着剤の表面積が大きくなり急激に化学変化が起こって熱が出ます。
そんなシアノアクリレートなのですが、これが肌についたときに剥がす方法があってそれは
・40℃のお湯に指をもむようにして剥がす
・ネイルの除光液を使う
の主な2つとなります。
1つ目のお湯で剥がすのは、シアノアクリレートの粘着力がお湯によって弱まる為何も近くに無い場合はこの方法でするのがおすすめです。
2つ目のネイルの除光液は主な成分の「アセトン」という成分がシアノアクリレートを溶かしてくれます。
実はアセトンはアルカリ性の物質を溶かすという性質を持っていて、このシアノアクリレートはアルカリ性な為効果が抜群という訳です。
そしてアセトンは硬化剤としても良く言われていて「似た者同士は良く溶かす」と言われるため溶けるという事になります。

ちょっとした会話の中で抱いた疑問に、興味関心のキッカケがあったのです。
今回は省略しますが、彼女はこの後、「ネイルの成分は何なんだろう?」「ネイルに含まれるパール剤って何なんだろう?」「パール剤は光沢感を出すために使われる。じゃあ、光沢感が出るのはどういう原理?」と、どんどん調べてくれています。

子ども達の出すサイン

子ども達は日々「なんでだろう?」「すごい!」「これって何? おもしろそう!」というサインを出しています。
こういった言葉は、子ども達が興味関心や知的好奇心を刺激されたサイン。
そのサインを見逃さず、反応して一緒に驚いたり、ときには一緒に調べてみたりすることが、お子さんの興味関心をのばすことに繋がります。

その子が何に興味を持つのかなんて誰にもわかりません。また、興味関心が高まる瞬間がいつ訪れるかもわかりません。
だからこそ、新しいことに挑戦したり、いろいろな話題を投げかけたりして、お子さんが興味関心をもつキッカケをあげることが大事なのです。

普段はできない事や新しい事に挑戦してみたり、部活や学校での事、ニュースのことを話してみたり…。
お子さんにいろいろな体験をさせてあげたり、「こんなことがあってね」「こんな話を聞いてね」と声掛けしたりしましょう。

たとえお子さんが興味を示さなくても大丈夫。興味をもつものが変化しても大丈夫。
そんなときは「そっか~」で良いのです。あまり心配することはありません。
さまざまな体験や、日々のお母さん、お父さんとの会話が「将来何かに興味関心をもつキッカケ」になります
その「キッカケ」をもとに、新たな発見をしたり、興味の方向がだんだんとハッキリしてくることもよくあるのです。

お子さんが将来何かに興味関心をもつキッカケとなるように、いろいろなことに挑戦したり、いろんな会話をしたりしてみましょう!

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