「大学に入学すれば安泰」ではない!
大学進学を目指す中で、私達大人がつい見落としがちなのが、「知的好奇心を育ててきたかどうか」という視点です。
偏差値や合格実績ばかりに目が行ってしまい、「いい大学に入れれば、あとはなんとかなる」と思いがちですが、実はそうではありません。
実際の大学現場では、“そこからがスタート”であることが強調されています。
大学教授が感じている“異変”
ある大学教授の対談では、次のような話が出てきます。
「大学生になっても、知的好奇心が育っていない子が本当に多い」
「普通に過ごしていたら、好奇心は育たないんです」
実際、多くの新入生が入学前の春休みに本を1冊も読まないというケースも珍しくないそうです。
その結果、大学での講義にも身が入らず、「なぜ学ぶのか」が見いだせないまま、学びから離脱してしまう学生が少なくありません。
「学歴があればいい」「就活で上手くいけばいい」などの実利的な動悸で大学生活を送り、卒業する大学生も一定数いますし、それを否定するわけではありません。
それも一つの選択です。
ですが、大学は自律的な学びや主体的な研究が求められます。
放任しすぎることの問題や、教員や大学側のサポートが十分でない問題もありますが…
小学校から高校までの学びが「教えてもらう」スタイルであることも問題なのです。
私達大人が、子ども達の知的好奇心を育てることを意識しなければいけないのではないでしょうか。
一流校に入っても、伸び悩む子がいる
また、進学校や中高一貫校でも、「知的好奇心の有無」が成績の伸びを左右しているとも言われています。
難関中学に合格したものの、その後の6年間で学力が伸び悩む生徒がいます。
その子たちに共通しているのは、「言われたことはできるけれど、自分からは動かない」という姿勢。
新しい知識や課題に対して、「これ面白い」「なぜだろう」と思えないと、学びは“義務”になってしまい、モチベーションが保てなくなるのです。
「我慢強さ」や「計画性」だけでは限界がある
大学入試対策として計画を立てたり、とにかくやるべき事をやるよう指導したり…といったことは、確かにあります。
こういった努力も、確かに大切です。
反復学習や暗記が、基礎的な力や勉強の習慣作りに貢献している部分も確かにあります。
ですが、それだけでは大学や社会に出たときに壁にぶつかります。
なぜなら、現代の学びは「与えられるもの」から、「自分で問いを立て、答えを探すもの」へと大きく変わってきているからです。
「遊んでばかりで大丈夫?」という不安こそ、好奇心の芽をつぶす
小さいうちに「これなに?」「やってみたい!」「見せて!」と目を輝かせる子がいます。
そのとき、大人が「勉強しなさい」「遊んでないで」と止めてしまうと、その子の“学びの原動力”は静かにしぼんでいってしまいます。
「興味を持つこと」が、結局は一番の勉強の入口。
幼少期〜思春期にかけてこの感覚をたくさん経験した子は、自分から問いを立て、探究することができるのです。
大学でイキイキと「学ぶ」子の共通点とは?
- 「なんで?」「もっと知りたい!」という気持ちを大事にする
- 自分で知らべたり、考えたりすることを楽しめる
- 興味の対象が変化しても気にしない!学び続ける姿勢がある
これらの力は、テストの点数だけでは測れません。
でも確実に、その子の人生の“土台”になっていきます。
「知的好奇心は、普通にしていたら育たない」——
だからこそ、家庭でも、教室でも、親子の会話の中でも、子どもの「なぜ?」を大切に育てていきたいですね。
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