何かの出来事に反応するだけの脳は人生の選択を誤る元凶だ
ゲームよりも本!ゲームよりも何かを作ろう!ゲームよりも花や生き物を育てよう!
子どもたちをクリエィティブに育てよう!
最近の電気自動車
先日、満25歳を迎える車を運転する機会があった。懐かしのSUBARUサンバーです。久しぶりのミッション車で、感覚を思い出すのに結構時間がかかってしまった。25年前のサンバーは、ハンドル、アクセル&ブレーキ、クラッチ、シフトチェンジと、両手両足をフルに使います。上り坂では車の調子に合わせて4速から3速に落としたり、下り坂ではエンジンブレーキを効かせたりと結構忙しい。人間の五感をフルに働かせて運転しなければなりません。
それに比べて私の車はハイブリット車です。最近の電気自動車はもちろんオートマだし、スピードコントローラーあり、ナビもついている。だから運転中は、前を向いてアクセルを踏むだけです。 便利なものが次々と現れてきて私達の生活はとてもラクになっている。けれども、常に便利なハイブリットカーを運転することで、自分の五感がいかに衰えているのかを実感しました。
youtubeやamazonの提案
自分の好きなもの、欲しい物をネットで検索するための言葉さえも浮かんでこない子と出会いました。自分の意思を言語化できないのです。もしかしたら意思すらもないのかもしれないと思うほど何も話さない子でした。
この子の考えている事、感じている事が知りたいと思い、あれこれ言葉をかえながら質問しました。それでわかったことの一つに、自分で考えるという習慣が極端に少ないのだなということがありました。
私は、この子だけでなく、一般的に、自分で考える習慣が無くなってしまった原因の一つには、youtubeやamazonなどの提案があるのだろうと思います。
便利な機能なのだけど、子どもたちは、youtubeの提案で出てくる動画を次々クリックして、娯楽動画を視聴して満足しているのです。
このコロナ騒ぎで家に閉じ込められた子どもたちは、そうやって時間を浪費しているそうです。ほんと!大問題だ!!
ゲーム機バカ売れ
家に閉じ込められた子どもたちに親が与えているのがゲーム機で、今、バカ売れしているらしいです。
ゲームでも非常に考えさせる内容のものもあるとは聞いていますが、相手を攻撃するとか、攻撃から防御するとか、なにかのイベント(できごと)に反応をさせる物が多いですよね。
反射だけを鍛えて、何かに即座に反応させるような脳を作り上げているのではないかと思います。他のテクノロジーと相まって、よく考えもしないで、良さそうな提案を見ると飛びついてしまう現代人の姿が見えてくる気がするのは私だけでしょうか。
一旦は全てを疑え
なにかのイベントに即座に反応する状態になったら、その人はマーケティングのカモになっていると思います。
ちょっと良さそうなものを見せられると買ってしまう。ちょっと見栄えの良いものがあったら、そちらになびいてしまう。
付箋勉強法や東大生はキレイなノートとか言われると、せっせと付箋やノート、カラーマーカーをいくつも買ってしまったり、amazonで良さそうな提案があると、すぐにクリックしてしまう大人になるのも時間の問題です。
買い物だけならまだ良い。
それが良いことでも悪いことでも、何かのイベントがあると単に反応しているだけなのが現代人なのではないかと思います。
テレビは視聴率が大切なので、どうしてもショッキングな面を扱いがちです。それに単に反応してしまってはならないと最近よく考えます。
歴史的に考えても、報道に反応して、多くの人が同じ方向に向いた時に、間違いは起こりがちだと思いませんか。
一旦は全てを疑ってみよう!
与えるならゲームじゃなくて・・・
たまに楽しむなら良いのですが、人を退化させるテクノロジーで子供に時間を浪費させるのがゲームだと私は考えています。
子供に与えるなら、もっと、頭を使うものを与えたいものです。
何かの出来事に反応し、よく考えもしないで飛びつくだけの人間に育てるのは非常に危険です。