塾長の笑って天才ブログ

勉強は大切だ!子供は分かるけど大人は分からない話①

勉強は大切だ!子供は分かるけど大人は分からない話①

歴史の強化=公民の時間削減

 

みんな天才化チャンネルでも取り上げたのですが、平成12年に行われた「教育改革国民会議」の資料の中で「歴史教育を重視する」というものがありました。

私の子供が中学生だった頃は
地理→1年間
歴史→1年間
公民→1年間
と、バランス良く学習していました。

それが今は
地理→1年間
歴史→1年間+中3の1学期
公民→中3の2学期+3学期
という感じで、公民を学習する期間が少ないのです。変わった当初、私は社会科が嫌いだったので、気にもとめていませんでした。

しかし今となっては公民の時間が減少したことを非常に残念に思います。
歴史は単に時間が長くなっただけで学習を強化したような感じは見受けられず、単に子どもたちが公民をしっかり学習できない(しない)状態になっただけに思えるのです。

 

しっかり勉強しよう!

公民には自分たちの権利を守る大切なことがワンサカ出てきます。
しっかり勉強しないとどんなことになるかというと・・・

間違い探しゲーム!

首相官邸のHPにこんな2つの図が載っていました。さて、左右の図を見比べて、どこが間違っているでしょう???左側が大人向け、右側が子供向けです。

すぐに分かりますよね。矢印の向きが異なっているのです。
大人向けの図では行政が国民をコントロール出来るということになっています。
おかしいですよね?
これでは国民主権ではなくなってしまいます。
この図は両方とも首相官邸のHPに掲載されています。
しかも間違っているほうが大人向けのページで「現行憲法下の内閣制度」となっています
日本のトップの頭の良い人たちが作ったHPだと思うのですが、単なる間違いでしょうか?
この間違い探しは子どもたちはすぐに分かったのですが、首相官邸にいる高学歴な大人たちは分からないのでしょうか。

受験で有利な現社と政経

文系を選んだ高校生は大学入試科目に社会をとります。
日本史や世界史などの歴史は内容も細かくて、ものすご~く重く、受験生にとっては大変な負担です。
一方、現代社会や政治経済は内容が軽いので、結構偏差値が高い大学の入試でも、10月くらいから学習しても間に合うのが現社と政経なのです。だから塾屋としては現社と政経は大歓迎の科目!と、単にそれだけしか考えていませんでした。
でも、よく考えたら、現社や政経が軽い内容だったらマズイじゃないですか?
政経や現社を理解しようと思ったら、歴史(特に明治維新後)が分かってないと理解できないですし、今の政治がどうなっているのか、どんな問題点があるのかを、きちんと結びつけて考えられるようにするためには、結構な時間が必要なのだと思うのです。でも地歴に比べるとアッサリ終わってしまう。

民主主義を守るためには国民が政治(権力)を監視することが大切だと学校では習うのですが、日本人の大半は政治に興味がなく「日本人の政治離れ」と問題にされます、きっと教育にもその原因があるのです。
私もつい最近まで政治に興味がなくて、「だって難しいんだもん」とか「考えても面白くないんだもん」という風に思っていました。そして、受験で有利な現社と政経を大歓迎していたのです。本当に馬鹿だ。

中学や高校で、どうして現社や政治経済の学習を歴史ほど深く行わないのか・・・皆さんも一度考えてみてください。

勉強は大切だ!

日本小児科学会のコロナウイルスに対する正式見解を読んでみてください。こちら

この見解を読むと、本当に3ヶ月にも及ぶ休校措置は必要だったのか疑問です。
最初はこのウイルスがどんな物なのか分からなかったので仕方がなかったとしても、子どもたちの「教育を受ける権利」を3ヶ月も奪ったことを、私達大人は振り返って真剣に考えてみなければいけませんよね?
スポーツで未来を切り拓こうとしている子どもたちの活躍の場を奪ってしまう理由はどこにあるのか、もっとちゃんと考えてあげないといけないと思います。
そういうことを総括しないとだめなんじゃないの?
次に生かさないとダメなんじゃないの?
専門家会議の議事録なし&公開しても真っ黒けじゃダメなんじゃないの?

勉強は大切だ!

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