Creative avoidance-創造的回避
大学受験もビジネスもあなたの成功を邪魔する脳の機能とは
Creative avoidanceを打ち砕け!
これにハマっていた!
大学入試指導を行う上で、「これにドハマりしていた!」というものがあります。
それがPDCAです。
お父さんお母さんは仕事を効率的に進めるために、上司からこれを言われたことがあるのではないでしょうか。または、今、部下にこれを伝えているのではないでしょうか。
私もそうでした。
子どもたちと一緒に年間のプランを立てて、それを学期ごとに割り振って、それを1ヶ月、1日のタスクに細分化していきます。
そしてそれを毎日自分でチェックし、計画を立て直していくという作業を行います。
歴史から考えるPDCA
元々は製造業の品質管理のために考案されて発達してきたものです。
歴史的に考えると教育に携わる人が子供を育てるのにこれを当てはめて考えるなんて、もってのほかなのです。
子供は物じゃない。品質管理を当てはめるなんて、とっても失礼な話なのです。
我々は人間だ!
そんな事すら考えずに大学受験指導にこれを当てはめた私。
たしかに結果は出ました。
けれども問題が山積みでした。
何しろ、PDCAって・・・
皆さん経験があると思いますけど、計画したからって、実行できます?
よほど心を無にして雑念を取り払わないと無理ですよね。というか感情をなくして機械のようにならないと難しい。
しかも、これをやると受験が終わると遊び呆けるのだ!
何故だ!どうしたらいいの?突破口はどこ???と毎年途方にくれました。
でも、今なら分かります。
PDCAは元々品質管理のためのものであって、人間向きではないのです。
私達は人間です!
感情を無にして行動させるなんて絶対ダメ!
やる気問題
大学入試でも勉強でも、「やる気スイッチ問題」多発しますよね。
仕事でも同じです。
なんでやる気スイッチが入らなのかというと・・・要するにやりたくないのだよ
良い大学に入りたいというのは、受験生にとって、本心からの目標ではないからです。
良い大学に入る=生活の安定
良い大学に入る=親が喜ぶ
これは社会人にとっても同じです。
公務員=生活の安定
大企業=生活の安定
お金=幸せ
これらの事って、単なる思い込みです。
この思い込みが強すぎて、これらを目標にしがちなのですが、本心から求めている自分の未来像ではないのです。
だから言い訳が出てくるのです。
何かやらなければならない事がある時に限って、部屋の掃除がしたくなるのもこれが原因です。
こういうのがクリエイティブアヴォイダンスです。脳がこんな風に働くのです。
本当にやりたいことじゃないからです。
本当に叶えたい自分の未来
「自分が将来どうなっていたいのか」「生活の安定とはどういう状態なのか」「幸せって何なのか」「お金って何なのか」
これらを突き詰めていくと、最後まで答えられる人はあまりいません。
何となくぼやっとしたイメージを抱いているだけです。
子供も大人も、自分が欲しいものさえクリアに言えないのです。
自分が本心から手に入れたい未来を正直に言えるようになってからでないと、受験勉強も仕事も言い訳だらけで進みません。
先ずは自分の本心を見つめること
それを認めること
それを実現させるワクワク感で言い訳を打ち砕け!
これが大学受験にもビジネスにも当てはまる成功法則です