ひとつの記事では丁寧に読みなさいと言い(「どうして全部丁寧に読むの?」)
別の記事では丁寧に読むなと言う(「受験国語の救世主」)
矛盾していませんか?
という指摘をいただきました。
そうですよね~
そう思いますよね~
一つひとつの記事を最後まで読んでいただくと分かるのですが、
現代文の場合
現代文の問題を解くとき、その文章を論理的に追って行くことを「丁寧に」と表現しています。
そしてその方法は、ディスコースマーカー(接続詞など)と断定の言葉に線引きしてね。と書いています。
英語の場合
英語の場合は、特に共通テストや英検などの場合、そんなに難しい事は問われていません。
何を言っているのかが分かればOKというレベルの問題が多いのです。
日本で行われている英語の試験は殆どの場合、単に、問われていることに対する答えが書いてある部分を探し出せば良いだけなのです。
しかも、答えになっている部分には「あぁ、この辺りに答えがあるな」とわかるような、見えやすいヒントがあるのです。
ですから、特に長い文章になると、一文一文を丁寧に和訳する必要はありませんよ。と書いています。
長文は読み方を工夫しよう
国語の問題の解き方と英語の問題の解き方は違うよという意味ですよ。というのがひとつ。
もう一つは、国語でも英語でも、長文読解は「読み込む必要のないところまで、必死で読まなくてよろしい。」という意味もあります。
国語では、ディスコースマーカーや断定の表現に注意しながら「例を出している部分」はアクセル全開ですっ飛ばして読む。
英語では「解答に関係ない部分」は和訳しようとせず、意味が分かればOK!
高校入試も大学入試も、国語や英語はどんどん長文化しています。
問題を解くためのスキルも必要ですが、情報を素早く処理する地頭の良さが絶対的に必要です。
HGMでのトレーニングを毎日続けながら受験スキルを手に入れてください。
さらなる飛躍
First Breakthrough Sessionで1分1万文字を手に入れ、さらにトレーニングを進めていくと、これまで書いたような問題の解き方とは全くレベルの違う解き方が出来るようになります。
ディスコースマーカーを全て消し、全文をぼんやり眺めていると答えが浮き出てくるのです。
不思議でしょう? 人間の能力って、私の想像を超えるものでした。
というか、HGMをやらなくても、こういった能力を普通に発揮している人はいます。
つまり、人はこういう能力を持って生まれているのです。
現代の「一字一句読まないと理解できない」と思い込ませる教育や、一般常識、脳の回転を遅くする環境、食事、様々なものに影響を受けて、私たちの能力は半減しています。
脳と心と体とを人間が持つ本来のものに戻すと驚くほどに人生が変わります。
おっと、話が脱線してしまいましたね。
「丁寧に読もう」「全部を丁寧にしちゃだめよ」
この一見矛盾したアドバイス、理解していただけましたか?
制限時間がある試験では、両方出来ないとダメなのです。
2つのforceを使いこなそう!
文:塾長