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【小論文対策】記述や小論文の点がのびないのは…「問題文の指示に答えられていない」から!?【国語対策】

思ったように国語の筆記の成績がのびない! 小論文の点数がのびない!
それって実は…問題文を理解していないからかも!?

「社会問題にも興味があるし、意見を求められれば答えることもできる。それなりの文章を書ける自信もある。
それなのに、どうして筆記問題や小論文の点数が伸びないんだろう…。」
という悩みを抱えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

国語の筆記問題や小論文を突破する上で、実は意外な落とし穴があります。
その落とし穴とは、「問題文の指示に正確に答えられていない」というものです。

「問題文の指示に正確に答えられていない」


「そんなまさか!」とお思いの方もいらっしゃるかと思います。
ですが、受験生がやりがちなミスなのです。

大人の方も、こういう経験をされたことがあるのではないでしょうか。
「納期に間に合わなかった場合の追加コストについて部下に質問したら、『スケジュールを見直します』と返ってきた。追加コストのことが知りたいのに…」
「今使ってるスマホと新しいスマホの機能がどう違うのかを知りたいのに、料金プランとかカメラの性能とか、そういう説明ばっかり…」
上記のように「知りたいのはそこじゃないんだけど」と思わず言ってしまいそうになったことが、一度はあると思います。

国語の記述問題や小論文ではこれ以上に複雑な内容の質問を投げかけられる場合が多く、また制限時間内に「点数をとれそうなこと」を書かなければという意識で、つい論点がズレてしまいがちです。
「1+2=?」という問題に対して「2(1×2)」を書いてしまった場合、当然0点です。
そして欲しい回答とは全く異なる回答をされた場合、相手に対する印象が悪くなってしまいますよね。
このように「問題文の指示に正確に答えられていない」というのは、記述問題や小論文において大幅な減点に繋がってしまうのです。

丁寧に読む


先日の記事で「丁寧に読むことが大事」と書きました。
丁寧に読むとは、「読み飛ばさず、全ての文章を読むこと」。
国語の筆記問題や小論文の点数を伸ばす上で重要なことは、2つあります。
①文章の中で使われている言葉の意味を理解することと、②接続関係や指示語を理解しながら読んでいくことです。

 

文章の中で使われている言葉の意味を理解する


例えば「人工知能(AI)が世の中に与える影響について述べよ」という問題だった場合。
影響とは、ある物事が他の物事に何らかの作用や変化を起こさせること、またその結果のことを指します。
この問題を簡単な言葉に言い換えると「人工知能(AI)は世の中にどんな変化をもたらすのか」について答えればよいことが分かります。
極端な例ですが、「人工知能(AI)は便利だ」などと論じてしまった場合、得点には繋がりません。

 

接続関係や指示語を理解する


学校の国語の授業や受験テクニックとして「接続詞に注目して読む」というのを教えられる方も多いのではないかと思います。例えば、以下の文章があったとします。

「①格差は是正されるべきだ。②例えば格差には、生まれ持った環境により受けられる教育の機会や質に差が生じる教育格差や、収入や貯金・資産の差によって生じる経済格差などがある。③確かに、努力した人がAそれに応じた収入や良い待遇を得られるのは理にかなったことであるし、Bそれによって差が生じるのは当然という意見もあるだろう。④しかし格差は産業構造の変化や賃金・処遇の決定方法の変化、雇用制度の変更(非正規雇用の増加)などによって生じた場合も多く、これらは個人の努力や能力によって改善できるものばかりではない。⑤格差を是正するためには、正社員と非正規雇用労働者の賃金・待遇差をなくす、幼児教育の無償化などの対策が重要である。」

読解において重要になるのは、①~⑤それぞれの文章がどういう関係にあるのか(対比されているのか、例として補足されているのか等)を考えながら読むことが重要です。例文を「努力によって格差ができるのは仕方がないと主張している」と読み取った場合、減点に繋がります。
接続関係を考えるのと同時に、AとBの「それ」…指示語が何を指しているのかを考えましょう。指示語が曖昧のままでは、論理的な文章を読む上では致命傷となりかねません。

まとめ


国語の筆記問題や小論文の点数が伸びないのは「問題文の指示に正確に答えられていない」からかも!
文章の中で使われている言葉の意味や接続関係や指示語を理解しながら読む「丁寧さ」を意識しよう!

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