ムダな努力ってあると思いますか?
努力すれば必ず報われる!そう思っていますか?
例えば、野球がうまくなりたい子がいたとします。
「ぼく、野球がうまくなりたいから毎日素振りを1000回、1年間続けました!」
そう言われたらどう思いますか?
「すごいね!頑張ったね!」と思いますか?
ですが・・・
いざ素振りの様子を見たとき、その素振りが剣道のような、上からバットを振り下ろす形だった時。あなたはどう思いますか?
何回やったとしても、何時間やったとしても、この努力ってはっきり言ってムダですよね・・・?
そう。ムダな努力はどんなにやってもムダなのです。
報われる努力をしよう
広学に来たからには、報われる努力をしてほしい、自分の思い通りの人生を生きてほしいと思い、指導をしています。
具体的には、
・ただ単に長い時間勉強してほしいわけではありません
・問題集を何度も解いてほしいわけではありません
・たくさんの問題集を解いてほしいわけではありません
・ましてや、過去問を覚えてその時々の点が良ければいいなんて考えていません
短い時間でも、問題集がたった一冊でも、確実に報われる努力をしてほしいのです。
脳は知っていることで判断する
ここで厄介なのが「脳」なのです。
脳は非常に効率よくできていて、一度身につけてしまった習慣は考えなくてもできるようになっています。
ですから、勉強をするときも、この脳の機能が出てきます。
今まで自分がやってきた方法=今までうまくいかなかった方法を使うのです。
言われたとおりにやってみる
ここでやらなければならないのが「言われたとおりにやってみること」です。
意外とできないのですよ。
意識して、言われたとおりにやるのです。
「なるほど!わかった!」と思っても、「実行せよ」と意識することで脳に指令を出さなければ、今までのうまくいかなかった方法でやり続けます。
今までうまくいかなかったのだから、やり方を変えましょう。
うまくいかないことをやっていた脳でいくら考えたとしても、答えが出てくることはほとんどないということは明らかでしょう。
ならば、うまくできている人の意見を素直に聞いてみましょう。
これが、ムダな努力を報われる努力に変えることです。
文:深川真惟