塾長の笑って天才ブログ

勝手に想像するな

「勝手に想像しない」という姿勢は、国語はもちろん、討論においても重要です。

討論の基本は、いろんな意見を交わすこと。「異なる意見・立場の人の話を聞いて、自分がどう思ったか」が重要です。

そして国語の問題を解いているときに、「文章を読めた気がしたのに、点が低かった」なんてことはありませんでしたか?

これは、勝手に想像して読んでいたときに起こりがちなことなんです。

 

思い込み=インプット情報ゼロ

 

まず大事なのは、勝手に想像しないことです。

「きっと人を見下しているんだろう(だから、そんな意見になるんだろう)」、「そんなことを言うなんて、きっとこういう人間なんだ」、「この意見が出てくるということは、心の底で○○を差別しているに違いない」と勝手に想像してしまっては、意見を交わすことは難しくなります。

相手が一体何を言おうとしているのか、何を伝えたいのか、どういう経緯でそう思ったのか……そういったことは、相手から聞くことによってしかわかりません。

そして「きっと○○に違いない」と勝手に想像してしまえば、自分の想像に沿うような解釈をしてしまいます。

 

例えば、ある男性が「恋愛に興味はない」と言ったとしましょう。

ここで「本当に恋愛に興味があるくせに、モテないから強がっているだけでは?」、「もしかして、女性に興味がない人?」などと想像してしまった経験がある、という方は意外といるのではないでしょうか。

一度そう思い込んでしまうと、その人がたとえ「今は仕事に集中したい」、「猫がいればそれでいい」と言っていたとしても、「またまた、そんなこと言わなくていいから」と、「この人は、本当は恋愛に興味があるはずだ」という解釈(=思い込み)の元で、相手の発言を受け取るようになってしまいます。

 

相手の意見が、何も耳に入っていない状態です。

 

勝手に想像しない

 

こういう、勝手な想像をしない、言われたことをまずはそのまま受け取るという姿勢が、相手の意見や考えを聞く上で、まず重要です。

想像そのものが全くダメというわけではありませんが、「きっと○○だろう」という思い込みは、討論を難しくする要因の一つです。

勝手に想像しない、まずはそのまま受け取ってみましょう。

 

(文:深川恵)

ブログランキングにご協力お願いします!

ポチって応援していただくと、もっとがんばります^_^
にほんブログ村 教育ブログ 塾教育へ
にほんブログ村

PAGE TOP