国語は勉強の基礎になる!
国語の勉強についてよく聞くのが、「国語なんて勉強しなくても解けるから勉強しなくてもいい」「国語が必要なのは文系の人だけだから、理系の人は勉強しなくてもいい」
そう思う気持ちはすごくわかります。私もずっと、国語は感覚で解いていました。
ですが、大人になって気づいたことがあります。
全ての勉強において、国語が基礎になるんです。
数学も、物理や生物、化学も、そして小論文においても、「文章や図・表に書かれていることを正確に理解し、問われている事に対して過不足なく回答する」必要があります。
この「文章や図・表に書かれていることを正確に理解する」上で必要になるのが国語、すなわち読解力です。
「文章や図・表に書かれていることを正確に理解する」とは?
要するに「計算によって何を知りたい(求めたい)のか、そしてそれはどの公式・公理を使えば良いのかを判断する」ということ。
どれだけ公式・公理を覚えていても、どの公式・公理を使えばいいのかが分からなくては問題を解きようがないですよね。
だからこそ、国語の勉強=読解力の訓練が必要になるのです。
丁寧に読もう
それでは読解力を身につけるために何をすれば良いのでしょうか。
簡単です。丁寧に読みましょう。
ゆっくり読むということではありません。(文章を読むスピードは人それぞれなので、各々のスピードで読んでください。)
「読み飛ばさず、全ての文を読む」
基本はこれです。これを続けるだけで、文章の重要な部分や主張を掴むことができるようになります。
「そんな簡単なことを?」と感じた人も多いと思います。
特に受験は時間との勝負です。ゆっくり読んでいては正解できませんし、なにより本番では本人の意思に関係なく焦ってしまうものです。
落ち着かない状態で文章を読むと、たいていの人は文章を読み飛ばしたり、字面だけを追ってしまったりしてしまいます。
しかし思い込みや元々持っていた知識で補完したり早合点したりして自分なりに文章を解釈できてしまうため、理解できた気持ちになれるのです。
その結果、文章中に書かれていることや著者・発言者の意図からズレてしまい、「読解力がない、国語が苦手だ」と落ち込むことになってしまいます。
まずは読み飛ばさないこと。
これを意識するだけで、読解力がどんどん身についていきます。
そして読解力が上がれば、国語はもちろん英語や数学、その他の科目もより理解できるようになります。
英語や数学だけでなく、国語の勉強も意識してみてくださいね。